組子細工
「組子細工」は、「組手」といわれる細く薄い棒状の木材を精巧に組み合わせて美しい模様を編み出していきます。室町時代に建物の様式として「書院造」が広まってくると、障子の桟などに組子を用いた装飾が加えられるようになっていきました。
組子細工の模様は、接着剤やねじ・釘などは一切使わず、職人が手作業で組手を精密に組み合わせることで、模様を編み上げていきます。
「白神山河」
平成14年度 内閣総理大臣賞受賞作品
世界遺産である白神山地の風景を漁村の干網越しに見た風景を埋もれ木を用い水墨画調に表現したもので、二重にして奥行きを持たせた干網の表現と曲線の出し方が素晴らしく、奥に見える白神の組子の組み合わせ方による濃淡での表現も見事である。
「秋田のまつり」
平成22年度 内閣総理大臣賞受賞作品
秋田の代表的な伝統行事である竿灯・なまはげ・西馬音内の盆踊りを、素材である木の濃淡と11種類の組子の技法で立体感を表現したもので、竹竿のしなりや指先の細かな表現まで生き生きと描かれた作品である。絵画のように表現された作品は、目にした人々を魅了する力があり、組子とその表現の可能性を広げることにも貢献していると言える。正に、武田氏の真骨頂でもあります。
武田 久雄
武田さんは、平成14年と平成22年の2度に渡って、全国建具展示会で内閣総理大臣賞を受賞しています。また、その卓越した技が認められて、平成22年度の現代の名工(国の卓越技能者)に選ばれました。
故)渡辺 福蔵氏を師とし、師弟二人が現代の名工に選ばれるという快挙を成し遂げました。
「木都能代の伝統技術を絶やさない」という自治体の考えに共感し、積極的に高校生への指導などを含めた様々な取り組みに、広範囲に活動しております。
高校生の指導は能代市だけではなく、県南の高校へも出向き、その温厚な性格と親身な指導が生徒の信頼を得て、自らも技能者を目指そうとする卒業生も出るなど、確かな手ごたえも得ております。
秋田県における組子細工の「代表的な製作者」のひとりとして目されております。
店舗名 | 武田木工 (タケダモッコウ) |
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代表者役職氏名 | 武田 久雄(タケダ ヒサオ) |
代表技能士氏名 | 武田 久雄 |
代表技能士資格 | 職業訓練指導員 1級建具製作技能士 |
技能士数 | 1名 |
店舗所在地 |
〒016-0116 能代市機織轌ノ目42 GoogleMapはこちら |
電話番号 | 0185-58-2153 |
FAX番号 | 0185-58-2153 |
htiaskaeod-xy-a@docomo.ne.jp | |
URL | - |
営業時間 | 8時30分〜17時30分 |
定休日 | 不定期 |
アクセス |
東能代駅より徒歩5分 能代東I.C.より車で5分 |
所属団体 |
秋田県建具組合連合会 秋田県建具組合連合会技能士会 能代市建具組合連絡協議会 能代商工会議所 |